立ちのみという夢を探して

今日はなんだか、忙しかった。
週明けはいつもそうだ。それは日本全体、いや暦が共通している人たちの中での常識なのだろう。
仕事に追われる
という言葉に、最近は恐怖すら覚えてしまう。
時折できる、貴重なひとりの時間でさえ、なにか後ろめたい気持ちになって
つい、携帯のメールや留守電を気にしてしまう。
そうでなければ鞄のなかにこれでもか、と入っている
書類や資料のたぐいを出してしまう。
それだけ社内から、家族から、自分が必要とされている証なのだ。
そう思うことによって、今まではやってこれていた。
しかし、最近は思う。
果たして自分は、今の自分が必要なのか。
仕事に追われ、家族に負われて、充実こそすれそれでいいのか、と。
そんな気持ちになってしまうときは、いつもここの前を通ってしまう。
帰宅途中にある、こじんまりとした飲み屋の前を。
最近オープンしたばかりで、どうやらたちのみやのようだがそれなりに繁盛しているようだ。
最近はマスコミやTVの影響で、なんでも「スタンディングバー」というものが流行しているらしい。
昔は・・・・それこそ、自分がまだ家族も持っていないときは。
上司に連れられて、ガード下のたちのみやによく連れていってもらったものだ。
なにせ立っているので、お互いに自制心が働くので、思えば内容の濃い話ばかりをしていた気がする。
今はもう飲みに行くことさえおっくうになってしまい、せいぜい部内の連中が誘ってこない限り
自分からは行かなくなってしまった。
そんなときでも、やはり一杯引っかけて帰りたいときは、ある。
自分が会社から自宅に戻る前に、どこかでスイッチを切り替えたいときはあるのだ。
そんなときに、決まってこの店の前を通る気がする。
ふと覗いてみると、なにやら昔の雰囲気の、自分の知っているたちのみやとは違う。
同じ年代のサラリーマンが、なんとワイングラスを手にしている。
しかしその顔はどこか柔らかい。一人客が多いように見えるが客はみんなどこか、笑っている。
「あ、いらっしゃい」
どこからともなく、すこしぶっきらぼうな声が聞こえた。
声のほうを見ると、今から入ろうとしている常連のようだ。年はそう・・・10ほど上か。
「い、いえ・・・」
とくちごもってしまうとその常連は
「まあはいれよ。いやなら一杯で出ちまえばいいんだ」
そういった男の顔は、昔、自分を鍛えてくれた上司の顔に似ていた。
by muraccho0315 | 2005-06-19 14:20 | あつまりのこと


いろいろな人たちの「夢」の立ち飲み屋にまつわる、困難で、楽しい道のり                 目黒区自由が丘2ー14ー19 2階 03ー3724ー1199 18:00ー02:00 日休


by muraccho0315

プロフィールを見る
画像一覧

S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31

お店のご紹介

フリーターながらも
念願の開業を果たし、さらにしひたすら進んでいる2人+31人の、熱く
すこしほわんとした日誌。

2006.8・22 自由が丘に開業の
「たちのみ あつまり」公式ブログです。

看板やロゴの制作、承ります。

***********
目黒区 自由が丘 
2-14-19 2階
「たちのみ あつまり」

18:00-翌2:00 
03-3724-1199
日休み
muraccho1977@yahoo.co.jp
***********

・姉妹店 caffe bus muraccioの営業情報専門ブログ。

Ciao! Caffe bus muraccio


・知り合いのおむすびやさん。
配達などやってますよ。
おむすび家とんじき            


・・・・・・・・・・・・・・・

かなりためになる、写真も鮮やか、ぎずもさんのブログ。
ワンコイン的食べ歩き生活。

・・・・・・・・・・・・・・・

検索

ブログパーツ

ファン

ブログジャンル